南区で長年、住民活動や親睦の拠点として親しまれてきた会館の存続が、瀬戸際に立たされている。
会館は桃山台近隣センター北側に立地する桃山台自治会館。2004年ごろに福泉中央校区自治連合会が市から無償貸与されたのを機に、桃山台3丁南、同3丁中、同4丁の単位自治会が運営委員会を立ち上げ、管理運営を担ってきた。4月現在、各種教室や趣味の集まりなどで40を超える団体が利用している。
ところが、運営委を担ってきた単位自治会が、高齢化などの理由で連合会の役割を担えなくなり、次々と脱会。今年度の連合会加入率は、4月1日現在、14・1%にまで落ちている。
運営委は反発 継続使用求める
このような状況下、昨年度まで同校区連合会長を務めた小林晶子さんは「連合自体、担い手不足に陥り、会館を市に返還することを検討せざるを得なくなった」として、今春、その旨を元運営委に通知。元運営委は住民自治の拠点を失うと反発、継続使用を求めている。
川畑正宏・南区自治推進課長は「会館は契約に基づき連合会に貸している」と、単位自治会が会館を直営することに難色を示した。
ただ、連合会の加入世帯より未加入世帯の方が多い現状で、連合会だけを住民自治の窓口と見なす行政の姿勢は、問い直されるべきときがきているのではないか。行政が校区単位の自治会を窓口とする法的根拠について川畑課長に問うと「法律ではなく市の方針」と答えた。
元運営委は6月、会館の継続使用許可を求め、649筆の署名を添えて、上田一也南区長に要望書を提出。また、難局打開のため、栂・美木多駅前~南区役所間でビラを配るなど活動を展開した。
同会館は校区地域会館まで足を運べない高齢者の交流の場でもある。市にはウェルビーング施策(心身や社会的に満たされた幸福感を得るための対策)との矛盾を来さぬよう、柔軟な対応が求められる。
Information
以下の情報は2026/07/02時点のものです
桃山台自治会館
- 住所
- 堺市南区桃山台3丁1−15
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