サクラ・ウメ等を食い荒らし、枯れ死に至らせる特定外来生物クビアカツヤカミキリ。
南区では、晴美台の被害が最もひどく、泉北のみどりを守る会による昨年の調査では、緑道・公園のサクラの85%以上が、クビアカの食害にあっている。特に、三ツ割池・晴美台センター周辺の被害は深刻で、多くのサクラが立ち枯れたまま放置されている。
今年はさらに被害が進み、サクラの名所として知られる「くろうし公園」の入口に立つ、シンボル的存在であった大きなサクラを始め、緑道や学校に植栽されている多くのサクラが立ち枯れた。くろうし公園で、毎年サクラが咲く時期に、写真を撮っているという女性は、「あちこちでサクラが枯れていてショックです」と、言葉をつまらせた。「コミュニティでクビアカの記事を読んでいたが、こんなにひどいことになるとは思わなかった」という人も。
また、ほとんどのサクラが部分的に枯れこんでおり、突風などでいつ木が倒伏したり、枝が飛ぶなどするか分からない危険な状況だ。
晴美台団地の敷地内、3メートルほどの石垣の上に植栽されている15本以上のサクラもほとんどが全部、あるいは一部枯れており通行に注意が必要。行政による早急の対応が求められる。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年6月16日)時点のものです。