和泉市久保惣記念美術館の本館庭園にある「クロチク(黒竹)」が開花したと市が発表した。 クロチクの開花は120年に一度と言われており非常に珍しい。2メートルほどに伸びた約40本のクロチクが全て開花していた。
専門家に写真を見ていただいたところ、確かに開花していることが判明した。
クロチクの開花はイネ科のため花びらが無く小しょう穂すいと呼ばれる鳥のくちばしのようなふくらみからおしべが出ている状態のこと。美術館係長の本村俊也さんは「初めてのことなのでいつまで咲いているかわからないが、大変貴重な機会なのでぜひ多くの方に見てもらいたい」と話す。クロチクは館内から鑑賞できる。
また、同美術館は昨年11月中旬から休館し、本館展示室の展示ケース内のクロス張り替えや照明のLED化など改修工事を行い、4月21日からリニューアルした展示室ケースに美術品が並んでいる。
問い合わせは0725・54・0001。美術館ではインスタグラムやXで情報発信もしている。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年6月5日)時点のものです。