ここ数年、ニュータウンの狭い歩道で側溝にフタをかぶせたり、街路樹を伐採し、通行人がすれ違いやすくしたりする拡幅工事が行われている。
写真は今年1月の庭代台東交差点での工事。数十メートルにわたって側溝にフタを取りつける工事が行われていた。2023年度には同交差点の向かい側でも同じ工事が行われた。今回の工事では、側溝のフタの幅と、側溝によって分離されていた法面(のりめん)側との段差が解消され、数十センチが拡幅された。
車いすなどの通行に課題
これにより、歩行者は交差点で信号待ちをする人の脇をすり抜けやすくなった。問題は車いすや、電動シニアカートが安全に通行できるかだが、拡幅された先では信号や標識が、ただでさえ狭い歩道を二分しており、抜本的解決が必要だ。
おりしも泉北スマートシティコンソーシアムでは、高齢社会における移動対策として、「COMOVE」(電動カート)の実証実験を実施中。狭小歩道にどう根づかせるか注目したい。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年3月18日)時点のものです。