[大阪狭山市]平和の願い音楽で 空襲で亡くなった少女の鎮魂歌

投稿者 記者・ 山本こ

占部邦彦さん(左)と少女の声を演じる大谷桜子さん(右)

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平和への願いを音楽にのせて届けるコンサートが、さやかホールで上演される。

企画したのは、占部邦彦さん(79歳・狭山市五軒家)。60年前、ラジオで聞いた曲に感動し、東京にある作曲家の佐藤眞(しん)さんの家に赴き、「この曲をどうしても演奏したい」と訴えた。それが、空襲で亡くなった幼い少女のための鎮魂曲『眠れ幼き魂(こころ)』だった。自らも戦争で父を失い、小学校などで戦争体験の語り部活動もする占部さんは、この曲に深い共感を覚えた。その思いが佐藤さんを動かし、手書きの楽譜を占部さんに託した。そして、昭和40(1965)年にアマチュアで初めてこの曲を演奏した。

それから57 年が経ち、ロシアのウクライナへの侵攻などもあり、「今こそ、平和への願いを音楽で伝えたい」と、『眠れ幼き魂』の再演を企画した。

『音楽がつむぐ平和への願い演奏会』は、9月10日2時〜4時、さやかホール大ホールで。演奏は、大阪府立大学交響楽団・関西学院大学混声合唱団ほか。曲の肝となる空襲で亡くなる少女の声を、大谷桜子さん(藤沢台小4年)が演じる。入場無料。対象は、戦争を知らない子ども達(小学4年〜中学3年)とその保護者。当日先着順。

問い合わせは、占部さん 090-4305-9830

  • 電話で問い合わせ 090-4305-9830
記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年8月19日)時点のものです。

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