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新型コロナ感染拡大の影響を受け中止が続いていた、河内長野山草会による「山野草展」が、寺ケ池公園で3年ぶりに開催された。
その質の高さから、府外からも愛好家が訪れる同展。4月16〜17日に行われた展示会では、ツツジやイカリソウ・天南星(てんなんしょう)・ハッカクレンなどの他、絶滅危惧種のエヒメアヤメなど、40人のメンバーが丹精込めて栽培した約100点の山野草が展示された。
同会では、自然環境を守るため、生息地からの採取は禁止。種や挿し木から何年もかけて育てあげる。中には一人で500鉢以上を栽培する人も。鉢から自作し、数種類の植物を寄せ植えして自然の風景を再現するなど、随所にこだわりが光る。「キレイやわ〜!」と感嘆する人、「これは何という花ですか?」と熱心に質問する人と、来場者も山野草の魅力を堪能した。同会代表の原忠章(ただあき)さん(77歳)は、「コロナ禍でも変わらず栽培してきましたが、やはり展示会があると、世話にも力が入りますね」と笑顔。
6月11・12日にも寺ケ池公園で
6月11日〜12日、寺ケ池公園管理事務所2階で「初夏の山野草展」を開催(9時〜5時。最終日は4時まで)。山野草の栽培相談や苗の即売も。問い合わせは、同会の迫間(はざま)さん072・365・5727