捜索願いの女性に声かけ
11月26日、南堺署髙橋署長から3名に感謝状が贈られた。
セブン-イレブン堺光明池駅東店アルバイト店員の北西瑛斗さんは、10月1日夜来店した高齢男性から「アップルカードはどこか」と聞かれ、案内し用途を尋ねると「パソコンがウイルスに感染してプリペイドカードの番号を送れば直る」と言ったため詐欺を確信。「警察に相談した方がいい」と勧め、男性は帰宅後警察に電話し被害を免れた。
藤田知子さんは10月8日夕方、パンジョ内のATMで携帯電話をスピーカーにして話しながら操作している高齢女性に遭遇。必死な様子と話の内容で詐欺だと気付き、警察に通報しながら声をかけ操作を中止し被害を防いだ。「声をかけるのはドキドキした」と話す。
菅澤茂さんは11月1日4時、朝の散歩に出かけた際、御池台5丁の緑道付近で高齢女性を見かけた。まだ辺りは暗かったため驚かさないよう声をかけると女性は「鴨谷台はどこですか。道を教えて欲しい」と言った。散歩仲間がスマートフォンで場所を調べたが、女性は住所や電話番号も言えなかったため、菅澤さんは車で鴨谷台まで女性を送ったが家は分からず南堺署に送り届けた。家族から捜索願が出されていた女性は、菅澤さんの適切な対応で早期に無事保護された。