水に浮くロープで
南消防署は6月12・13日、法道寺の上池で水難救助訓練を実施した。水難事故が増える時期に備え毎年この時期に行っている。
各日消防隊員20名が参加。浮環と呼ばれるうきわやスローバックと呼ばれる水に浮くロープを溺者に投げる訓練では、大きな掛け声をかけ、いかに遠くに正確に投げるかを話し合いながら実習を行った。水中に沈んだ人を捜索する方法として使用するL字型のはしごの扱い方では、「なぜこの場所にロープを結ばないといけないのか」など、実践につなぐための基本を徹底的に学んだ。さらにゴムボートと人形を使って救助する訓練など隊員らは熱心に取り組んでいた。
近年南区内で水難事故は発生していないが、池の数は堺市内で一番多い。いざという時のために訓練を重ねている。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年7月7日)時点のものです。