コンビニの原田さんに感謝状
特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして6月10日、セブン-イレブン堺豊田南店従業員の原田一恵(かずえ)さんに、南堺警察署森川署長から感謝状が贈られた。
5月19日昼、来店した高齢女性が5万円のアップルギフトカードの購入を申し出たため、原田さんが用途を聞くと「パソコンから大音量が鳴り画面に表示された番号に電話をかけると、マイクロソフトをかたる片言の日本語を話す人に、修理のためアップルギフトカードを買うように言われた。家の電話はつながったままだ」と話した。
原田さんはすぐに詐欺だと気づき「それは詐欺なので警察に行った方がいいですよ」と伝えた。女性は、自身も半信半疑でありながらもパソコンが使えなくなるかもと来店時から不安な様子だったが、原田さんの一言に背中を押され、そのまま帰宅し警察に通報し事なきを得た。
同店オーナーの加藤勝則さんは「特殊詐欺の対応については朝礼で話している。これからも伝え続け、1件でも防いでいきたい」と。
森川署長は「詐欺被害に遭うとお金だけでなく心の被害も大きい。止めていただいて本当にありがうございます」と感謝を述べた。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年7月6日)時点のものです。