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4月25 日、南堺警察署で、特殊詐欺の未然防止に貢献したとして、ファミリーマート堺岩室店上田貴文さん、ファミリーマート泉北晴美台3丁店岩見禎也さん、セブンイレブン堺光明池駅東店川内雅雄さん、セブン-イレブン堺大庭寺店田邊智子さんと宮川恵子さんに、阿部署長より感謝状が贈られた。いずれもコンビニに訪れた高齢者が電子マネーカードを購入しようとしたところ、様子がおかしいと気付き「詐欺ではないか」と声を掛け、警察に通報し事なきを得たもの。
この内2件は、パソコンがウイルスに感染したと警告画面が表れ、修理費用として電子マネーカードの購入を指示された。また高額当選のメールが届き、受け取る権利のために電子マネーカードの購入を指示されたものと、友達になりすましたメールで困っていると装って電子マネーカードの購入を要求されたもの。贈呈式後の署長との懇談内で店員らは「高齢者は子どもに言いづらく自分で解決しようとする傾向がある」「詐欺だと言ってもわかってくれない人も多い」「電子マネーカードがどんなものかわからずに購入する高齢者は明らかに詐欺を疑う」などと話し、声を掛けることは最近多くなったという。
阿部署長は「止めていただき署員一同感謝している。引き続きよろしくお願いします」と感謝を述べた。同署管内では5月2日現在、特殊詐欺の被害件数は20件で昨年より増加傾向。警戒を強めている。