4月20日、南区内の70代男性宅に区役所職員をかたる人物から医療費の還付金があると電話があった。男性はATMに行くよう誘導され指示に従って操作し約130万円をだまし取られた。
南堺署管内では今年に入り還付金詐欺が増加していることから、広く注意を呼び掛けている。
最近の手口の特徴は、区役所職員などをかたる人物が医療費の還付金があるなどと言って電話をかけATMへ誘導して操作を指示し、振り込むと思わせて現金をだまし取る。
その翌日、警視庁をかたる人物が電話をかけ、「被害に遭ったお金を返す」などと言ってATMへ誘導し、同じ要領で操作を指示し、更に現金をだまし取るもの。
犯人は、被害者の心理につけ込み警察をかたって信用させ、二日連続で狙ってくる。「警察や区役所を名乗る電話でもすぐに信用せず詐欺を疑ってほしい」と同署生活安全課。
南区内では、怪しい電話に気付いて電話を切り通報する人も多くなってはいるが被害に遭う人も後を絶たない。不審な電話は必ず一度切り周囲や警察に相談を。またATMなどで携帯電話で通話をしながら操作をしている人を見かけたら、声をかけるか店員や警察に通報を。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年5月19日)時点のものです。