2月25日昼、赤坂台1丁の高齢女性が自宅でパソコンを操作中に突然画面に「トロイの木馬に感染した」との表示と大きな警告音が鳴った。女性が表示された番号に電話をかけると、相手は修理費用をネットバンキングで支払うように女性に操作を指示し、気付くと80万円を振り込みだまし取られていた。これは「サポート詐欺」と呼ばれる詐欺の典型的な手口。表示された番号に電話はかけず、慌てずに電源を切り警察や家族に相談を。
「医療費の還付金がある」とATMへ誘導され30万被害
3月14日夕方、美木多上の高齢女性宅に「堺市役所福祉課ヤマシタ」と名乗る人物から、医療費の還付金があると電話があった。
手続きのためにATMへ誘導された女性は相手に言われるがまま操作を行ったが、お金が振り込まれることはなく、約30万円を振り込まされていた。その後、女性は銀行に電話で確認し詐欺だとわかった。
特殊詐欺 電話を切って、被害免れる
各地では連日時間帯を問わず、特殊詐欺につながる不審な電話が相次いでいる。いずれも不審に思い電話を切るなどして通報し被害にあわないケースも増えてきた。特に「総務省」などをかたり「2時間後に電話が使えなくなる」といった内容の不審な電話は以前から多い。
3月6日午前、茶山台の住宅に「総務省」をかたる男から「2時間後に電話が使えなくなる」などの電話。
3月15日午前、御池台の住宅に自動音声で「総合通信管理局です。電話機に異常があり2時間後に電話が使えなくなる」などの電話。
3月21日昼、三原台の住民の携帯電話に「+183」から始まる番号で大手通信会社を名乗る自動音声で「2時間後に携帯電話が使えなくなる」などの電話。