南堺署は、高齢ドライバーの認知機能低下による交通事故を防止するため、大阪経済大学人間科学部教授の髙井逸史さんと同学部学生が開発した、判断力と注意力を高める「考えるエクササイズ」を、各自治体などで交通安全講習を通して積極的に行っている。
3月20日は竹城台4丁の団地内集会所で参加者約20人と共に講習を行った。前半は交通課から、現在の交通事故事情や、マイナ免許証についてなどの話が行われた。
髙井さんがエクササイズ
後半は、髙井さんが「人生100年時代。運転寿命を延ばそう」と、運転免許の返納を考える前に、少しでも長く安全運転ができる体でいられるよう考えられたエクササイズを伝授した。
運転に使う脳は、目から入った情報を脳で把握し処理する機能や、一度に数個の事柄に注意を配る力、また記憶力や判断力を要する。身体を動かしながら考える運動を普段から意識して行うことで、いざという時に対応できる身体をつくる。
参加者らは、髙井さんの指導のもと3つのエクササイズを行った。
問い合わせ=同署交通課072・291・1234
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年4月13日)時点のものです。