[堺市南区・和泉市]LINEを悪用した投資話2400万円を詐取など 特殊詐欺被害が急増

投稿者 記者・ 松林

スマホ詐欺

24年11月上旬、赤坂台の70代男性がLINEの友達リストに載っていた知らない人と会話をし、投資話を持ち掛けられた。信じた男性は12月末までの間に指示された口座に8回に分けて約2400万円を振り込んだが、家族と友人に相談し詐欺だと分かった。

SNSの副業サイトで誘導されて

24年10月中旬、桃山台の20代女性が、スマートフォンでSNSを閲覧中、投資でお金を振り込むと利益が出るという副業のサイトにアクセスした。女性は相手に誘導され3日に分けて指定口座に合計約110万円を振り込んだが、知り合いに相談し詐欺に気付いた。

「お金が当選」LINE通知

24年12月末「お金が当選した」とLINEで通知が届き受け取る手続きをすると、担当者とかたる人物から「アップルギフトカード」を購入しコードをメールで送るよう指示を受け、女性はカード4枚合計8万円分を購入しだまし取られた。

南区の詐欺被害昨年は約1億円

還付金詐欺が南区で猛威を振るっている。昨年、南区の特殊詐欺被害は約40件で被害額は約1億円。昨年11月から現在も激増中。

現在発生している手口では一人が連続で何回もだまされている。まず役所をかたる人物が「医療費の還付金がある」という内容の電話をかけ、ATMで手続きが出来ると誘い出し携帯電話から電話をかけさせて操作を指示し、還付金を振り込むと思わせて現金を振り込ませだまし取る。

新しい手口はここから更に続く。「手続きが終われば黄色い紙が出て来ます。出て来なければ別の銀行で手続きしてください」と、元々ATMから黄色い紙が出ることはないことを利用し別の銀行に誘導し再度ATMを操作させだまし取る。更には翌日にも同様に続く場合も。

堺市全体でも昨年末から被害が激増したが南区は特に高齢者世帯が多く狙われやすい傾向。「役所」というだけで信用するのは大変危険。警察官・銀行員などをかたり、親切な人を演じる電話の相手は詐欺の犯人である。電話がかかってきたら詐欺かもしれないと警戒を。これ以上被害者が増えないよう同署は関係各所に再度協力を求め、住民への注意喚起を続けていく。

和泉市でも

和泉署管内では昨年の特殊詐欺被害は還付金詐欺と架空請求が多く例年同様約30件だったが、被害額は昨年より増加し1億円を超えた。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年2月4日)時点のものです。

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