［堺市南区］水難救助訓練を実施　「浮くものを投げ入れて」｜南消防署

記者・松林

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これから水難事故が多くなる時期を前に、南消防署は６月15・16日、鉢ヶ峯寺の上池で水難救助訓練を実施した。消防隊員17名が参加。まずボート操作訓練として、ゴムボートを組み立てて池に入れ、２人一組で救助に向かう。２人でボートを目的地に真っすぐ漕ぐのは難度が高く練習と経験が必要だそう。さらに人形を使い、救助者をネットで引き揚げボートに乗せ岸へ戻る。

また、岸から水面へ向け遠くに浮き輪などを飛ばす訓練や、水辺から岸に高さがある場合に、はしごクレーンを使って救助者を引き上げる訓練を行った。２人がロープを張ってはしごを支え、救助者をテコの原理で引き上げる。その他、水中に沈んだ人の捜索方法やボード板を使った救助など、隊員らは熱心に取り組んでいた。

堺市内での水難事故は減少傾向だが、大きな池がある北区や海が近い堺区では事故が発生することがある。「おぼれている人を見かけたら、まずはペットボトルなど浮くものを投げ入れ、１１９番通報を」と同署。