［堺市南区］還付金詐欺で150万被害　サポート詐欺でも50万相当｜南堺警察署

12月28 日朝、南区の高齢女性宅に、南区役所職員をかたる人物から「還付金がある。書類が届いていないか」と電話があり、振り込むための銀行を聞き出した。
女性は近くのスーパー内のＡＴＭに誘導され、携帯電話で話しながら指示通りにＡＴＭを操作し数回にわたり合計１５０万円をだまし取られた。

「ＡＴＭに誘導し指示通りに操作させる」のは還付金詐欺の典型的な手口。
還付金を受け取るどころか、自分の口座から相手の口座に現金を振りこまされているしくみ。気付かずに指示通り操作する高齢者が狙われている。

いくら市役所を名乗る丁寧な口調の人でも「還付金↓ＡＴＭに誘導」は絶対に詐欺。

１月３日夜、南区の高齢男性宅のパソコン画面に突然「ウイルスに感染」と表示され、書かれた番号に電話をかけると、ウイルスの除去費用として、コンビニで５万円分の電子マネーカードを購入し裏面の番号をパソコンに打ち込むよう指示され、男性は合計50万円分をだまし取られた。

警察は対策強化

現在南区では、このようにウイルス除去などの費用として電子マネーカードを購入させる「サポート詐欺」被害が多発しており、南堺署はコンビニと連携し対策を強化している。

このほか、「メールで身に覚えのない請求」などの解決として電子マネーカードの購入を求める事は絶対に詐欺。

「書かれた番号に絶対に電話はかけないで、周囲の人か警察に相談を」南堺署では強く呼び掛けている。