リチウム電池の事故が多発 落下の衝撃でショートし発火

投稿者 記者・ 上木

火災のイメージ

※写真はイメージです

富田林消防署が注意喚起

最近、充電中に発火するなど、リチウムイオン電池を内蔵した製品の火災事故が増加している。使用・破棄方法などを適切に行うよう富田林消防署では注意喚起を行っている。

リチウムイオン電池はスマートフォン、パソコン、掃除機、ワイヤレスイヤホンなど、さまざまな製品に内蔵されており、外出時の予備電源となるモバイルバッテリーにも用いられている。

熱や衝撃に弱い充電池

充電して繰り返し使える「エコ」な電池として普及したが、熱や衝撃に弱く、取り扱いに注意が必要だ。誤った捨て方により、ごみ処理施設などでの火災事故も多発し、収集停止に陥る事態も起きている。

NITE(ナイト、立行政法人製品評価技術基盤機構)では、リチウムイオン搭載製品の事故事例と防止策を次の通り紹介している。▷かばんに入れていたモバイルバッテリーが発火し製品と周辺を焼損する火災が発生。▷転倒した際、ポケットに入れていたスマホが衝撃により発熱・発火し火傷を負った。いずれも内部ショートによるもの。

事故の防止策としてはリコール情報の確認や、充電できない、充電中に以前よりも熱くなる、外装が膨張し、変形しているなどの場合は使用を中止して、購入店または製造・輸入事業者の修理窓口に相談を。

また、大阪南消防局は、リチウムイオン電池などの適正な廃棄方法として、使用済みの小型充電式電池(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)はリサイクル協力店や回収対象の自治体へ持ち込むか、居住地の自治体の分別ルールに従うよう呼びかけている。

問い合わせ先=NITE06・6612・2066、大阪南消防局警防部072・958・9928

リサイクル協力店情報は一般社団法人JBRCホームページで確認できる。https://www.jbrc.com/03・6403・5673

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年5月19日)時点のものです。

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