3月12日、関西みらい銀行狭山支店にて、特殊詐欺の未然防止に貢献したとして黒山警察署から同行支店に対し感謝状が贈られた。
2月26日、高齢女性が窓口で「海外にいる友人の子どもがケガをして入院するのでお金を振り込んでほしいとSNS(フェイスブック)で頼まれた」と話した。よく来店するこの女性を知っていた窓口担当の春本愛子さんは「その方とは会ったことがありますか?SNSのやり取りを見せてもらえますか?」と質問したところ、その女性は「会ったことがない」と返答し、SNSでの相手は外国にいる男性であることが分かった。春本愛子さんは説明された内容に違和感を覚えて上司へ報告、警察へ通報した。かけつけた警察官による聴取の結果、詐欺であることが分かった。
この女性は昨年11月にも「SNS(LINE)で会話している海外の友人にお金を貸すため定期預金を解約したい」と言ってきたことがあり、その時も窓口担当者が「返済方法はどうしますか?」「その方と会ったことがありますか?」など質問し違和感を覚えたため、上司、警察へ連絡の上、詐欺を未然防止した。
支店長の道森雅司さんは「11月の事例を同行内で周知し、お客様との会話の中で違和感を覚えた場合の質問事項、上司、警察への相談などを徹底していたため今回の詐欺も未然に防止できた」と話した。また、春本さんは「今後もお客様の依頼事項を丁寧に確認し、違和感を覚えたら上司、警察に報告するようにしていく」と。黒山警察署員は「未然に防止いただきありがとうございました」と感謝を述べた。