昨年の年明け早々に発生した能登半島地震とその後の豪雨災害から教訓を学び、日頃から地域の安全性を高めていくことが大切だと、富田林市・防災ボランティア「スクラム」・地元消防団が連携して昨年12月7日、「寺池台小学校区防災訓練」を実施。当日、同小学校には高齢者や家族連れなど地域住民らが参加した。
第1部は能登半島地震に関する「防災講演」。第2部は各グループで8つのコーナーを巡る「体験・習熟訓練」。体育館では非常食の試食やファミリールームの展示、ロープの結び方訓練などが行われた。竹に毛布を巻いた担架での簡易的な搬送体験をした参加者は「力を入れずに持ち上げられた。知っておくのと知らないのとでは大違い。体験できて良かった」と話した。屋外ではチェーンソーや消火器の習熟訓練、給水車からの給水体験などが行われた。マンホールトイレの仕組みを興味深く質問する姿も見られた。子どもたちは防災カッパ製作や消防車試乗体験などに参加した。
代表の友田さんは「防災意識を高めることが大事。関わった人やスタッフの経験を増やしていき、連携して地域の活動を広げていきたい」と話した。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年2月16日)時点のものです。