黒山署管内、令和6年度の特殊詐欺件数は1月10日時点で累計56件、被害総額は約1億円(うち狭山が11件、約1170万円)※暫定値。架空料金請求詐欺と還付金詐欺が大半を占め、前年度より16件、約百万円の増加となった。
SNS型投資・ロマンス詐欺は17件で被害総額約3億円(うち狭山は6件、約3560万円)と、特殊詐欺の3倍もの被害額だった。
1月6日朝、伏山1丁目付近に住む方の携帯電話にNTTファイナンスをかたる自動音声で「1年間未払いがある。このままでは裁判になる。係員と話す場合は1番を押して下さい」などという電話があった。その後、案内に従い、係員の男と話をしたところ、言葉巧みにだまされ、自宅のパソコンからインターネットバンキングの指定口座にお金を振り込ませる詐欺に発展している。この電話は「+844」から始まる電話番号からかかってきている。
+から始る番号
富田林警察署員によると、最近、還付金詐欺が減って、このような架空料金請求詐欺が増加傾向にあるという。固定電話でなく携帯電話に「+844」や「+800」などの国際電話番号でかかってくる。不審な電話があれば、一度電話を切り、家族や警察に連絡を。
黒山署は次のように詐欺への注意を呼びかけている。『架空料金請求詐欺』
・すぐに対応しない
・URLを開かない
・連絡をしない
・公式サイトを確認
・家族や警察に相談する『SNSなどを悪用した投資詐欺』
・有名人、投資家を悪用したSNS広告
・必ず儲かる、多額の利益をうたう広告
・SNS等に誘導する広告
このような広告には注意し、「おかしいな」と思えば警察に相談を