料理上手を目指すのではなく、料理を通して男性のコミュニケーションの場、情報交換の場を目的として、2001年から槇塚台校区福祉委員会主催で開催している「男の料理クラブ」。福祉委員の矢野尾俶(とし)子さん、上田洋子さん、西陽子さん、市川めぐみさん、宇野ゆみ子さん、福嶋桂子さんの6人が交代で料理の指導をする。
取材日は矢野尾さんと上田さんが、参加者7人に丁寧に指導していた。献立は、牛肉とニラの甘辛炒め、シメジとニラの炒めナムル、カボチャの煮つけ、味噌(みそ)汁の4品。材料や作り方の説明の後、炒め物や味噌汁の担当が自然と決まり2~3人ずつに分かれて進めていた。ニラの洗い方やニンニクのみじん切りの仕方を聞く人に、見本を見せながら教えていく矢野尾さんと上田さん。「味つけは、味見をしながら自分の舌で確認してください」と。
料理ができ上がると配膳して試食。この日の食材だったカボチャは、矢野尾さんの夫が畑で育てたもの。「おいしく炊きあがった」と全員で舌鼓を打った。
旬の食材使った献立提案
「毎回献立を考えるのに苦労しています」と担当の矢野尾さん。参加者は65歳以上対象だが、93歳を筆頭に80歳代も多い。そのため切り方なども工夫して食べやすく、また旬の食材を使った健康的なメニューを提案している。
「指導者も参加者も高齢化してきたのが悩み」と矢野尾さん。しかし参加者は「腕前は上がらなくても、自分達で作ったご飯をみんなでこうしてしゃべりながら食べる時が一番楽しい」と笑った。
3か月ごとの申し込み制。第4金曜日10時から。参加費1回600円。
地域会館072・291・5118
Information
以下の情報は2025/10/16時点のものです
槇塚台地域会館
- 住所
- 大阪府堺市南区槇塚台3丁1−12
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