和泉リサイクル環境公園で、ペットボトルキャップを回収しワクチン支援団体へ寄付する活動が行われている。
2020年ごろから、回収されたキャップは大栄環境グループの専門の工場でリサイクルパレットを製造する際の原料となっている。パレットは同公園内で球根などを入れた重いコンテナを運ぶ際に活躍している。同社では原料相当金額(1キロ=約480個あたり15円)を発展途上国の子ども達にワクチンを贈り、子ども達の未来を守る活動を行う民間の国際支援団体「JCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)」に寄付している。7月の同公園では30キロのペットボトルキャップが集められた。ワクチンに換算すると約23人分に相当する。
この活動に多くの人が賛同してペットボトルキャップが集まるそうだが、「飲料水のキャップ」以外のものも多くあり選別に困っている。指定のキャップ以外のものは工場で溶かす際溶ける温度が違ったり、電池などの異物があると機械が止まってしまうケースもある。同公園内の回収場所やホームページでも注意を呼び掛けている。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年10月15日)時点のものです。