［堺市南区］老人ホームで日本舞踊を披露　勇ましい踊りに入居者笑顔／若翠会

記者・元村

９月14日、住宅型有料老人ホームフローレンス泉ヶ丘（槇塚台）の室内レクリエーションに堺市登録ボランティアとして日本舞踊「若柳流若翠（わかみどり）会」の師匠と８人の門弟が訪問し、華やかな着物姿で美しい踊りを約１時間にわたり披露した。

この日の演目は「古城の舞」「令和・風流屋形船」「北国の春」「おてもやん」「青海波」「さくらさくら」「無法松の一生」「どんどん民謡」「獅子頭」「勧進帳」だった。途中、入居者達はなじみのある曲の時に歌を口ずさんだり、感動して涙ぐむ人も。「さくらさくら」では全員で手を動かして踊り、歌って楽しんでいた。最後は師範若柳昭翠（わかやぎしょうすい）さんの迫力あふれる「勧進帳」。勇ましい踊りに大満足の様子だった。

終演後、87歳の入居者女性は「私は鹿児島県出身です。とても楽しかった、来年もまた来てね。元気で待ってます」と笑顔で踊り手のメンバーに話しかけていた。