記者・ 冨尾
四季を楽しみ、抹茶を味わう。竹城台４丁にある集会所「やすらぎ荘」で、茶道・華道をたしなむ人が集まり月２回活動している「せせらぎの会」。茶道や華道の師範が多く、指導者でなくても長年習っていてきちんと作法を身に着けた人が集う。季節の花を生け、抹茶を味わう風流な集まりだが、気さくにおしゃべりも楽しんでいる。
竹城台校区老人クラブ・文化部の活動の一つとして、地域会館で行っていたが、会館を建て替える際、やすらぎ荘に拠点を移動した。また床の間のある和室で正座をして行っていたが、現在はイスに座って立礼（りゅうれい）式で行っている。
取材日は重陽の節句の９月９日。本来なら菊を飾るところだが、残念ながら華道の師範がお休みのため、代表の柴田万里子さんが持参した菊が描かれた色紙を軸に飾っていた。「いつもはここの庭に咲いている季節の花を生けています」と。
この日集まったのは柴田さん、横貫輝美さん、中村秀（しゅう）さんの３人。扇子を前に置いてあいさつをしてから始まった。そして横貫さんのお点前でゆっくり薄茶を味わった。その後、流派の話や昔話に花が咲いた。
「以前は全員が着物を着て集まったり、旅行にも行ったりした」と初釜やバス旅行の写真を見ながら懐かしむ柴田さん。活動期間をたずねると、「何年続けているかな」「昔のことで忘れたわ」と、３人とも笑った。
第２・４火曜１時半～３時半、やすらぎ荘で。直接会場へ。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2025年10月6日）時点のものです。
