男声コーラスグループの「オージンズ」と、女性声楽家トリオとピアノの「フィオレンテ」によるジョイントコンサート「輝く!アンサンブル紅白歌合戦」が7日、パンジョホールで開催された。オージンズが男声4部合唱で深みのあるハーモニーを響かせれば、一方のフィオレンテが美しいハーモニーで魅了。盛りだくさんのプログラムで会場を惹(ひ)きつけた。
男声合唱団ストレイパパーズで共に歌っている仲間が母体のオージンズは、結成7年。メンバーが増えて10人となり、80代で指揮者の金井綱一郎さんを筆頭に年齢層も広がった。ある時は重厚なハーモニーで力強く歌い上げ、またある時は、楽しく軽妙な替え歌や演出で会場を楽しませた。
一方のフィオレンテは、約40年前からの音楽仲間である上廣綾子さん・草薙久美子さん・大和直美さんが、高松智代さんのピアノ伴奏で、磨いてきたハーモニーを披露。軽やかなスキャットから、3声で歌い上げる名曲やジブリソングまで、一人ひとりの歌声を花束のように美しくまとめたアンサンブルを披露した。
歌合戦の締めくくりは、満席の会場の拍手で決める審査だったが、甲乙つけがたく引き分けに。最後は全員でアンコールを歌い、楽しいコンサートの幕が下りた。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年9月24日)時点のものです。