三原台の「悠々活々(ゆうゆういきいき)クラブ」は、2021年から同地域全体の老人会として、趣味の会や清掃などの活動を活発に行っている。6月からは新たに「墨あそび」が加わった。季節の一文字を先生のお手本を基に、個性光る作品に仕上げている。書道のお稽古と違い、「墨」で気軽に「あそぶ」感覚が楽しいと好評だ。
8月6日は「涼」の一文字。いろいろな字体の10種類のお手本を参考に、薄墨や藍色を混ぜた墨で思い思いに書いた。「猛暑が続くので、文字から涼しくさわやかな気分を感じましょう」と、指導者の大坪佳子(よしこ)さん。アシスタントの渡辺敏子さんと共に、一人ひとりにアドバイスする。「このかすれ方がいい」「思いきって書いたらもっといいわ」と。
筆を持つのは中学校以来という人が多いが、長年書道に励んできたかのような達筆ぞろい。墨をすりながらおしゃべりに興じたり、お互いの作品をほめあったり。常に参加者どうし和気あいあい。初回から参加の宮崎和子さんは、字を書くことにコンプレックスがあったという。「苦手意識があったけど、自由に書けるのでとても楽しい」と笑顔。
第1火曜1時半〜2時半、三原台地域会館で。悠々活々クラブに入会が必要。参加費100円。
同地域会館072・292・7015