予想を上回る968匹捕殺 次回は8月11・25日の1時半から
サクラ・ウメ・モモなどのバラ科の樹木を食い荒らし、枯れ死に至らせる特定外来生物クビアカツヤカミキリ。拡大する被害を食い止め、泉北の美しいサクラを守りたいと「泉北のみどりを守る会」が、クビアカの成虫の死骸とローソンで使用できる100円の金券を交換する策を打ち出した。
最高152匹持参する人も
その第1回目の交換会が、7月14日、泉ケ丘公園事務所前で行われた。
開始予定時間を少し早めて開始したが、ひっきりなしに人が訪れ、行列が出来るほど。用意していた金券がすぐに無くなり、何度も印刷に走るという事態に。
来場者のほとんどは、母親に連れられた子どもで、最高で152匹の死骸を持参した人も。この日の来場者は58組。持ち込まれた成虫の死骸が857匹、画像確認が111匹、合計で968匹と、予想を上回る成果だった。捕獲場所は、同会の事前調査でも被害の多かった、晴美台・三原台・槇塚台・高倉台が多かったが、宮山台・御池台・桃山台など、泉北全域に及んでいた。
想定を大きく上回る反響に、問題点も浮上。当初は、全6回で合計500匹程度の見込みで予算を組んでいたが、既に初回で千匹近く。今後、予算をどうするのか、クラウドファンディングや寄付等も検討している。また、8月以降は、金券交換可能数を一人当たり最高50匹までとする。8月以降の予定は以下の通り
受け付けは大蓮公園公園事務所の前で
▷8月11日・25日・9月8日・22日。1時半〜4時半(各回共・少雨決行)▷交換場所は泉ヶ丘公園事務所(大蓮公園内)前▷捕獲の対象地域は南区内。
▷クビアカは特定外来生物のため、生きたままの運搬は禁止。必ずその場で踏みつける・殺虫剤をかけるなどで捕殺し、死骸を持参すること。サクラに巻かれている防除ネット内の成虫は、ネットの上から殺虫。生きている状態と殺虫後の死骸をそれぞれスマホで撮影し、2枚一組で画像を提示しても可。捕殺の際、防除ネットは破らないこと。
▷個人・自治会・子ども会など誰でも参加可(小学校低学年以下は保護者同伴)。
▷金券の利用可能な店舗は、ローソンの以下店舗。堺高倉台店・堺竹城台二丁店・堺泉北深阪南店・堺宮山台店・堺原山台店・堺原山台南店。金券の使用期限は10月31日。
成虫は6〜9月に活動。ひと夏に1匹300〜千個の卵を産む。「想定を上回る反響に、うれしい悲鳴をあげています。夏休みの子ども達の力をぜひクビアカ退治にも向けて欲しい。皆で泉北のサクラを守っていきましょう」と泉北のみどりを守る会。
連絡は三木さん090・6205・5746

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