南区で2か所 先輩ママがサポート
0歳の赤ちゃんが安心して過ごせ、ママがほっとできる場所「ママのHOTステーション」。「ママの一歩をもっと、自由に」を掲げ、4月から泉ヶ丘センタービルと南区役所で開催し、少しずつ参加者を増やしている。
南区出身で北海道在住の倉嶋香菜子さんが、2020年に十勝地域で立ち上げた「ママのHOTステーション」。出身地でも開催しようと、今年4月から「ママのHOTステーション大阪」として活動が始まった。
自らの子育て経験から、子育て支援と共にママの支援が必要と考えた倉嶋さん。子育て中に孤独を感じたり、不安になったりしたママが気軽に立ち寄り、同じ気持ちのママどうしが育児の苦労を分かち合える場として発足。現在、十勝では赤ちゃん連れの母親と高齢者が交流できる場所として、5か所を展開している。また2024年より、地域の行政の協力や企業の支援により株式会社として運営している。
同ステーション大阪では、思春期保健相談士・性教育認定講師の岩崎紘美さん(堺市西区)が代表を務める。倉嶋さんとは性教育講座で知り合い、同じ子育て中ママとして意気投合。十勝にも出向いて活動を手伝っていたが、4月から南区2か所を任された。
6月17日は泉ヶ丘センタービルで開催された。ベビーカーに赤ちゃんを乗せたママが会場に入ってくると、岩崎さんが明るい笑顔で出迎えてベビーカーをなおし、さり気なく手助けをしていた。次々に赤ちゃん連れのママが会場に到着。「はじめまして」のママどうしで会話が弾んだり、「今日の朝、初めてお座りができた」と報告したり。リラックスして安心できる場所だからこそ、輪の中にいながら母乳をあげるママも。
また赤ちゃん応援隊「べビチアさん」と呼ばれる先輩ママの三島恵美子さんの存在も大きい。若いママの話を聞き、赤ちゃんの成長をほめていた。「私より今のママの方がしっかりしている」と謙遜し「みんなから元気をもらっています」と。
「ママがのんびりほっとできる空間を提供しています」と岩崎さん。「ママのネットワークを形成し、SNSを利用しながらママが活躍する場を広げていきたい。参加するママ、支援してくださる企業を募集中です」。
0歳~1歳の赤ちゃんと産前産後の母親対象。第2火曜日・泉ヶ丘センタービル、第2・4木曜日南区役所で、いずれも10時~2時。日程は変更になる場合があるのでインスタで確認を。参加費無料。
インスタグラムアカウント@hot_station_osaka