特別養護老人ホーム故郷の家(檜尾)に昨年、元・声楽家の朴正米(パク・チョンミ)さん(=写真)が施設長に就任。持ち前のプロデュース力で新たなイベントに取り組み、利用者を楽しませている。「コロナ禍で途絶えてしまった地域との交流を再び取り戻したい」と、地域の人たちの協力も募っている。
朴さんは韓国の木浦(モッポ)生まれ。小学校の頃から韓国放送局の合唱団で活躍する利発な少女だった。
同じ街の児童養護施設・木浦共生園の子どもたちの「水仙花合唱団」と1971年、放送局合唱団を結成し、日本でも歌声を披露した。木浦共生園は、故郷の家を運営する社会福祉法人こころの家族のルーツとなる施設だ。
その縁で、韓国の大学で音楽を専攻し武蔵野音楽大学大学院に留学。イタリアなどでの学びを経て韓国で音楽の教鞭をとりながらコンサートを開くなど活動してきた。日本で音楽療法を学ぼうと29年前、音楽セラピストとして故郷の家に。音楽から福祉の世界に飛び込んだのは同法人理事長・尹基さんの「福祉は文化です」の一言だった。
37年前、檜尾に誕生した故郷の家はその後神戸、京都、東京と次々開設され朴さんは生活相談員を経て各施設長を歴任したが堺の故郷の家には初めての就任。
これまで朴さんは、レストランさながらのクリスマスランチパーティーや家族だけで祝う誕生会、ファッションショーなど数々のイベントを催し利用者は大喜び。5月には初めてのフリーマーケットを開催。地域からの出展者もあり大好評だった。
秋には地域の高齢者を招待し「韓国食文化ランチ」を企画している。「利用者さんに『故郷の家に来て良かった』と笑顔になってもらいたい。これからは保育園や小学校などと交流もできたら」と話した。
Information
以下の情報は2024/12/16時点のものです
特別養護老人ホーム 故郷の家
- 電話番号
- 072-271-0881
- 住所
- 堺市南区檜尾3360-12



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