桃山台1丁府営住宅で開催される住民の憩いの場「ふれあいリビングのぞみ」。地域活性化のための活動拠点や情報発信の場を提供する目的で、大阪府が始めたふれあいリビング事業として泉北初の取り組みとなった「のぞみ」。10年に同住宅1・2丁自治会が立ち上げ、高齢者が集い交流する場となっている。
5月14日、開催時間になると次々と高齢の住民が訪れた。スタッフとあいさつを交わして注文をしたり、近況報告をしたり。代表の井口吉隆さん(桃山台1丁)に、一人暮らしの知り合いを心配して相談する人も。「住民同士お互いを見守る感じです。いつも来ている人が来ていないと電話をして、健康状態の確認をすることもあります」と。ここでのちょっとした気づきから、包括支援センターなどに連携して必要な支援をあおぐことも。
買い物支援として5月から野菜の移動販売が始まり、おしゃべりの途中で集会所前に出て旬の野菜や果物を買っていた。「高齢者の出かけるきっかけとして、老人会主催で映画会、おしゃべりやマージャンなどをするみんなの広場を開いています」と井口さん。
毎週水曜日1時~3時。コーヒーなどの飲み物やトーストは各150円。井口さん072・298・5186(夜7時以降)
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年6月10日)時点のものです。