［堺市南区］城山台１丁、高齢者が空き家で集う　パソコンや書道など

会費のみで運営

城山台１丁の空き家を利用したサロン「ひなたぼっこ」が昨年４月のオープン以来、近隣の高齢者が集う憩いの場所となっている。

「好きな時に来て好きな時に帰る、そんなふうに気軽に集まるサロンを作りたい」という長年の夢を実現した足立妙子さん（城山台１丁）。
賛同するボランティアと共にサロンを開催して１年。コロナ禍で家にこもりがちな高齢者が外へ出るきっかけとなる恰好の場として、地域になくてはならない存在に。趣味や会話を楽しみに、近隣住民だけでなくバスや電車に乗って訪れる人もいる。

また助成金にいっさい頼らず、参加者の会費のみで運営。「同住宅内の空き家を無料で借りることができたのが本当にありがたい」と足立さん。
サロンで使用しているイスや机などの家具類や食器などは地域の人から不用品を寄付してもらった。本紙の譲ってくださいのコーナーを利用し、扇風機やマージャンセットなどもそろえた。

オープン当時は１階のみを開放していたが、今では趣味の講座も増え２階も活用している。それぞれ好きなことを好きな場所で楽しむことができると好評。
持ち寄った毛糸で編み物をしながらおしゃべりに花を咲かせるグループや、マージャンに熱中するグループ。
２階では新しい三線のグループが沖縄民謡を弾いていた。
「近所にはまだまだ一人暮らしの高齢者も多いのでぜひ参加してください」と。
また新しくパソコンと書道の講座ができるので習いたい人は参加を」と呼び掛ける。

月・水・金曜１時〜４時、城山台１丁13-９で。月会費千円または１回２００円。

足立さん０９０・６９１４・６０３４