「泉北のみどりを守る会」が、昨年行った、クビアカツヤカミキリ対策のためのクラウドファンディングの返礼として、原山公園に、ヤマザクラを植樹した。
同会は、近年、泉北地域に甚大な被害をもたらしている、サクラ等を食害する特定外来生物・クビアカツヤカミキリを防除するため、昨年より、クビアカの成虫の死骸1匹を、ローソンで使える100円の金券と交換する策を実施しており、その資金をクラウドファンディングで広く募っていた。結果、53人から、31万6257円(手数料・消費税引き後)の寄付を集めた。
クラウドファンディングは、寄付をした人に「返礼」をする慣例となっており、同会では、その一環として、大阪府緑化樹配布事業を活用して配布されたヤマザクラ10本を、3月2日、寄付者らと共に、原山公園に植樹した。
植樹には、原山台校区連合自治会会員らも協力。ヤマザクラのための植穴を掘り、土壌改良を行うなど、植樹のための準備を行った。
同会は、昨年も、高倉公園に、イロハモミジ10本の植樹を実施。今後も、泉北地域の美しい自然を守るため、公園や緑道に、植樹を続けていく。
また、クラウドファンディングで募った資金を利用して、今年も、6月~8月に、クビアカ捕獲の金券交換会を実施予定(詳細は次号以降に掲載)。泉北のサクラを守るため、より多くのクビアカ成虫の駆除に期待している。