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月2回講演会開く
「話し方は生き方実践学」「話し上手は大きな財産」と、話し方講座を40年以上開催している仲西正幸さん(87歳・中区福田)。
アナウンサーのように標準語で流暢に話すのではなく、下手なしゃべり方でも心が通じ合う話し方を学ぼうと説く。
サラリーマンだった仲西さんが話し方に興味を持つきっかけは、1975年オイルショック後に財政危機打開を掲げた100万署名運動に参加した時。
街頭演説で多くの聴衆が足を止め感動させるような演説をする人とそうでない人がいることに気づき、話し方の違いを探った。
それから人の心を動かす話し方を研究することに。1980年代から堺市や岸和田市で話し方サロンを多数開催、現在も月2回、泉ヶ丘市民センターで講演会を開いている。
取材日は、仲西さんの父や孫の話を交えながらスムーズな人間関係を結ぶための話し方や、グループ会話のエチケットなどを学んだ。またグループディスカッションの場も。
20年以上講座に参加する男性は、少林寺拳法を子どもに教える場面で学んだことが役に立っているという。
また仲西さんの話や人生論が勉強になると通う女性や、以前通っていて再び通うことにした女性など、仲西さんの人柄にひかれて参加している人がほとんど。
仲西さん自らが考えた多くの話し方の名言は、本質をズバッと言い表し、仲西さん自身を表しているよう。
「ここで学んだ人が指導者となって伝え続けてほしい」と。072・236・4950