交通安全の国民運動中央大会
第65回交通安全国民運動中央大会が、東京都の文京シビックホールで開催され、南区大森在住の中野敦司(のぶじ)さん(83歳)が緑十字金賞を受賞した。
交通安全功労者に贈られる緑十字金賞は、多年にわたり献身的に交通安全活動に尽力し功績のあった交通安全功労者に、警察庁長官と全日本交通安全協会会長の連名表彰で贈られる最高栄誉賞で、今年度は全国で119人(大阪府で7人)が受賞。中野さんの長年の活動の功績が認められ、府警本部や南堺交通安全協会などの推薦を受け受賞に至った。南区での金賞受賞は先代の会長に続き歴代2人目。
大会には秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご臨席、石破首相他来賓が出席した。
檜尾出身の中野さんは、先代の会長に代わり1999年から南堺地域交通安全活動推進委員協議会の会長を務めている。ナカノ自動車(野々井)を経営しながら、役を受けたからには責任を持って取り組まねばならないと、何より交通安全活動を最優先し力を注いできた。
1991年に全国で交通安全協会が設立された際、旧堺南警察(現西堺署)署長から、会長をやって欲しいと声が掛かったのがきっかけ。「我が物と思えば軽し笠の雪」との思いで南区の交通安全へ尽力した50年を振り返る。
「とても重みのある賞。功績が認められて本当に嬉しい。推薦してくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです」と中野さん。