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大蓮公園で展開されている「SUEプロジェクト」が、堺市内の良好な景観形成に貢献する活動を表彰する「第19回堺市景観賞/堺のこころに残る景観」の奨励賞を受賞した。
同賞は、市民や事業者の景観に対する意欲を高め、今後も魅力ある都市空間を進めていく事を目的に1994年度からスタート。優れた景観に資する建築物、工作物、屋外広告物、街なみ、そして良好な景観形成に貢献する活動に贈られる。
今年度は昨年7月1日から8月31日まで募集。35 件の推薦・応募の中から大賞・優秀賞それぞれ1件、奨励賞2件、そして市民投票から決定する市民賞1件が選出され、第2次選考を経過し同プロジェクトが奨励賞に選ばれた。
1971年に開設された大蓮公園は2020年、Par k―PFI(公共施設などの維持管理や運営に民間の資金とノウハウを活用する公募設置管理制度)で生まれ変わり、「SUEプロジェクト」として市民団体や民間企業と一緒に新たな公園づくりを行っている。
2016年に閉館した旧堺市立泉北すえむら資料館の建物の再活用を中心に、同公園の自然と景観を守りながら世代を超えた人たちでにぎわいを創出している。
同市景観賞選考委員会委員の大阪公立大学大学院工学研究科教授・倉方俊輔さんは「本プロジェクトによる持続可能な運用によって、人々に享受される大蓮公園のまちなみは優れた景観を形成している」と、講評している。