北池田中学校陸上部女子(長距離)が11月9日に行われた「第46回大阪中学校女子駅伝競走大会」で優勝、全国大会への切符を手にした。
前年はアンカーで逆転され目の前で優勝を逃し悔しい思いをした。「その悔しさをバネに彼女たちは厳しい練習にも頑張ってきました」と顧問の中本喜一さん。放課後、朝練、自主練とたゆまぬ努力を続け今回優勝をつかんだ。
「1秒でも早く、たすきをつなげたいと思い走った」と1区走者でキャプテンの刈谷優里(3年)さん。大会で選手が着用した赤いハチマキは、他界した卒業生からのもの。卒業生がためていた小遣いを「陸上部の後輩のために使ってもらいたい」と保護者から申し出があり作成された。「一走入魂」と刺繍(ししゅう)されたハチマキをつけて、多くの人の思いや応援を背負い全力で駆け抜けた。
ゴールテープを切ったアンカーの石田光紀(3年)さんは「友人、家族、先生、先輩が当日応援に来てくれたのも力になった」と話す。
共に励まし合い頑張ってきたメンバー15人全員で手にした優勝だった。「悔しい思いを忘れず皆で頑張ってきた。努力は報われると思った」と力強く語った。
全国大会20位と健闘
全国大会は12月15日に開催された。参加48チーム中20位と初出場ながら健闘した。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年1月13日)時点のものです。