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「和泉メサイア合唱団」第7回定期演奏会が10月1日、和泉シティプラザで開かれた。コロナ禍で4年ぶりとなった演奏会では感染予防のため、団員たちはマスク姿で舞台に立つ異例の公演となったが、久々に生の音楽を楽しみたいと客席は満席に。詰めかけた観客は、団員37人と声楽家たちによる圧巻の「メサイア」に大喜び。「ブラボー!」の歓喜の声がかかり拍手が鳴り止まなかった。
1995年に「桃山学院大学メサイアを演奏する会」として誕生した同会は、地域の結びつきを強めたいと2007年3月、「和泉メサイア合唱団」として創立。常任指揮者に今井しづかさん、ピアニストに中筋麻由さんを迎えて毎週活動。ヘンデル作曲の大曲メサイアを歌い継ぐ全国でも数少ない合唱団だ。
舞台では「サウンド・オブ・ミュージック」で幕が開き、第2・3部はメサイアから抜粋した30曲を熱唱。今回の演奏会には和泉市長の辻宏康さんが第3部「ハレルヤ」に特別出演。辻市長は定期的に練習にも参加し、歌声に花を添えた。
アンコールには団員が「森の教会」をリズミカルに合唱し幕を閉じた。石田安宏団長は「多くの方のご協力で、無事演奏会を終えたことに感謝しています」と。