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10月19日、南区役所・南区自治連合協議会・堺市社会福祉協議会・南堺警察署は、「安全安心なまちづくりに関する協定」を締結した。「自治連合協議会」を加えた協定は大阪府下では初となる。
主に特殊詐欺の被害防止が目的。南堺署管内では、9月末の特殊詐欺発生件数は13件、約2千万円の被害で昨年より増加。この内、架空料金請求詐欺が8件で昨年より2倍増加している。また還付金詐欺などで犯人が事前にかけてくる電話「アポ電」も後を絶たず、同署ではすぐに安まちメールを配信して注意喚起を行うが、高齢者はスマホを扱いづらく情報が伝わりにくい。
このため高齢者と直接関わる機会の多い団体との連携により、高齢者への直接の声かけで情報を迅速に周知させることが可能になり注意喚起を行いやすくなる。 南区内の13台の青パトは、乗り手の高齢化が問題となっているが、今後ボランティア団体と警察が連携することで、若い世代の青パト活動への参加や防犯活動、ATMでの高齢者への声掛けなどが強化され、自主防犯意識の向上が期待される。
同署では、第1施策として「特殊詐欺警戒掲示板」を作製。最新の特殊詐欺発生件数や啓発チラシを掲示し南区役所内に設置した。「ひとりでも多くの市民を守る」と同署。