この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
8・9日、和泉市で松尾連合のだんじり祭が行われた。新型コロナウイルスで中止が続いたため、今年3年ぶりの開催となった。
松尾連合は北松尾地区の唐国町・箕形町・内田町、南松尾地区の春木町・久井町・若樫町・春木川町の7町からなり、オークワ和泉中央店から唐国、北松尾小学校にかけてのルートを曳行する。今年は通常開催で、豪快な迫力のやりまわしを誇る昼曳行も、提灯を掲げて行われる幻想的な夜曳行も例年通り行われた。
宵宮の日の夕方、唐国町のだんじりは唐国町会館前本部で夜曳行の準備を整えた。久々の夜曳行を見物しようと、沿道には人が詰めかけた。予定時間になると、曳き手が息を合わせて縄をひいて、目に鮮やかな赤の提灯をいっぱいに掲げただんじりが動き出した。
唐国町曳行責任者の松本保吏(やすし)さんは「ようやくだんじり祭ができました。コロナ禍で延期の間にだんじりを塗り替えて提灯を新調したので、今年は奇麗な姿で祭を迎えることが出来ました。目標は無事に最後まで行うことです」と喜びをにじませた。唐国町は2001年にだんじりを新調。本来2年前に行うはずだった20周年記念曳行を今年の試験曳きの日(2日)にようやく行うことができたばかり。だんじり祭が出来る喜びと共に、安全第一への固い決意が伺えた。