[堺市南区]コロナ後の医療見直そう 「医療と介護」連携で講演会

投稿者 記者・ 横山

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医療と介護、多職種の連携でコロナ禍とその後の医療を見直そうと9月17日、ビッグアイで「在宅栄養ケアセミナー」と題された講演とシンポジウムが開かれた。会には堺市内外の医療・介護従事者など約140人が集まり、地域での多職種連携の必要性の高まりをみせていた。

特別講演の講師は、新型コロナ訪問診療チーム「KISA2(さつ)隊大阪」を立ち上げた小林正宜医師。「KISA2隊」は、コロナ禍の医療崩壊を防ごうと昨年2月、京都市で発足した訪問診療チーム。医師や看護師、歯科医、薬剤師、介護士などが連携を組み自宅療養を余儀なくされている患者を訪問。その活動に賛同した小林医師は、大阪市で同隊を結成し活躍。小林医師が、国頭医院(和泉市)の国頭悟院長の後輩だったことからこの講演が実現したもの。KISA2隊の名前の由来は、アニメ「鬼滅の刃」の鬼殺隊からだそう。

小林医師は、コロナ感染し苦しむ患者宅での訪問診療の最前線の様子を、画像と共に説明。過酷な現場と、在宅栄養管理を軽妙なトークやユーモアも交えながら講演し、参加者は熱心に聞き入っていた。

第2部には、堺咲花病院の井上啓介副院長、嶋田クリニックの嶋田一郎院長、小林医師などがシンポジストとなり、もりもと泌尿器科クリニック森本康裕院長が座長を務め、「コロナ禍における医療と介護の連携」が開かれた。

地域の特色に応じた連携のあり方も話題になり、南第3地域包括センターの福岡浩恵さんは「1人暮らしの高齢の方が多い地域です。病気に罹患してもネットで買い物もできず本当に困り果てて連絡をくれる人もいます。もっと広い職種の方々と連携ができたら」と、話していた。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年10月7日)時点のものです。

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