［堺市南区］南区のNPOら、フォレストガーデンの管理者に

釜室にあるフォレストガーデンの新たな指定管理者に南区のＮＰＯらで作る団体「みんなの里山倶楽部」が選定された。堺市が今年４月からの５年間、管理・運営を委託している。

「みんなの里山倶楽部」の代表団体は、ＮＰＯ法人「ＡＳＵの会」、そのほか一般社団法人「堺南すこやかファーム推進会」、一般社団法人「泉北レモンの街ストーリー」、造園会社の「泉北エンタープライズ株式会社」で構成。

ＡＳＵの会の福祉事業部は、園内の草刈りや、トイレ掃除、ゴミ拾いを行っている。同会に登録している障害者が、週３回トイレ掃除などの清掃をし、すでに公園利用者から「きれいになった」との声もあるという。

堺南すこやかファームは、垣外谷ゾーンと奥谷ゾーンの菜園で「みんなの栽培教室」を４月から無料で開催し、初心者にもわかりやすく指導している。泉北レモンの街ストーリーは、４月に植樹祭を行い、わんぱく広場にレモンの苗木40本を植えつけた。

泉北エンタープライズは、園内の樹木や緑地の管理を行う。また、行事としてはファーマーズマーケットや料理教室、音楽フェスタ、親子農業教室など、里山の自然を生かした企画などを予定している。

魅力づくり発信

「これから農業を通して、堺市の魅力づくりを発信していきたい。また障害者の仕事づくりの場としても活用したい」と、里山倶楽部代表の増田靖さん。「青少年育成にも力をそそぎ、自然の中で野外活動なども行いたい」と。