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11月27日、青葉はつが野小学校ではつが野自治会が「減災・避難訓練2022」を行い、はつが野1、2丁目住民103人が参加した。
訓練は同自治会と行政のコラボ企画。参加した住民は街区ごとに3グループに分かれ、①緊急貯水槽汲み出し訓練、②消火訓練、③救護訓練の3種の訓練に1時間ずつ参加した。
①緊急貯水槽汲み出し訓練では、同小学校の地下に埋設された緊急貯水槽から水を汲み出す手順を実践的に学んだ。
ここには3万3千人分の水が蓄えられているので、大規模な災害時、上下水道部の市職員の到着を待たずに様々な事態に対応出来るようになる。参加者は機材を使って安全に汲み出す手順を教わり、給水を体験した。
②消火訓練のメニューは火災からの避難と消火の2種類。煙(無害)が充満した仮設小屋を通り抜けて避難した参加者は、視界が奪われるスリリングな体験に顔をこわばらせた。
反対に、水消火器を使って的を倒す消火は気分爽快らしく楽しげだった。
③救護訓練は人体模型を使った心肺蘇生とAEDの使い方を教わった。訓練はどれも有意義なものばかりで、参加者は真剣な表情で3時間取り組んだ。最後は消防車と救急車の見学タイムが設けられた。大人も子どもも興味津々で、日頃なかなか見ることが出来ない内部を見て回っていた。
はつが野自治会副会長の森弘幸さんは「今年2月に防災バッグを配付したこと(泉北コミュニティ3月3日号で既報)が契機になり、地域の防災意識を高めるために開催しました。今日の訓練にあわせて、独自開発の自治会アプリを使った被災状況共有機能テストも行いました。何かが起きた時には自治会が把握して救援が必要な人を助けられるようにするためのもので、地域の助け合いの意識が高まればと思っています」と語った。