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「表現倶楽部うどぃ」が、生まれ変わった。
同倶楽部は、その母体である大阪狭山キジムナーの会前会長の田中晶子さんを中心として、05年に発足。〝舞台を通した人づくり〞をモットーに、地域の子ども達と共に歩んできた。だが、田中さんが「若い子にバトンを託したい」と、勇退を決意。その集大成となるはずだった20年3月の公演もコロナ禍で中止になり、うどぃは大きな岐路に立たされた。
うどぃの発足から大黒柱として大きな存在だった田中さんを失い、更にコロナ禍で先行きが見えない大ピンチに立ち上がったのが、うどぃ卒業生である木下魁人(かいと)さん(26歳・今熊)だった。木下さんは〝母〞を失ったうどぃを支えるべく、就職先の東京から帰阪。キジムナーの会の新会長に就任した。コロナ禍で舞台公演のめどが立たない中、木下さんは、「うどぃの精神はそのままに、若い、自分達の色を出していきたい」と、YouTubeでのライブ配信に初めて挑戦。うどぃの原点となる作品『ひとつ星の伝説』を配信し、大きな反響を得た。「うどぃは自分達の
大切な〝故郷〞」と多くの卒業生らが集まり、子ども達の稽古指導や雑務に尽力するなど、うどぃは今、若い力で前に進んでいる。28日、さやかホール大ホールで第15回本公演『命水の器/ときめぐり結ぶ旅へ』を初披露する(1時〜・6時〜の2回公演)。「まだまだあらゆる点で田中さんの力には及びませんが、生まれ変わった新しいうどぃを見て下さい」と、木下さん。若者達が、苦しみもがきながらたどり着いた新境地を、舞台で花咲かせる。
▷問い合わせ=kijimunanokai@gmail.com
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