[大阪狭山市]アートを通じ 思い発進、筋ジス闘病中の平井雄也さん

投稿者 記者・ 山本こ

平井さんと代表作life is like a jorney

障害者支援施設「たんぽぽの丘」(大阪狭山市山本中)に通所する平井雄也さん(30歳)。幼少期に、進行性の難病である筋ジストロフィーを発症し、徐々に身体の自由を奪われていったが、オシャレが好きで、美的センスは抜群だった。

10年前から、手のリハビリのため、貼り絵をしていたが、病の進行に伴い、できなくなってしまった。そのため、たんぽぽの丘で制作した障害者アートでは、デザインやプロデュースを担当。その作品が地ビール企業のラベルに採用され、創作の喜びを知った。その後、iPadを用い、お腹の上にマウスを置き、動かせる指で操作して、自分の思いやひらめきなどを、デジタルアートにして表現することを始めた。

独創性にあふれ、力強さと繊細さを兼ね備えた平井さんの作品は、瞬く間に話題を集め、スターバックス河内長野高向店での2度の個展の他、東京での展示会にも出品。旅へのあこがれや思いを表現した『lifeislikeajourney(人生は旅のようなもの)』は、第2回和泉・久保惣ミュージアムタウンアートコンクールで、審査員特別賞を受賞した。

「アートを通じて、障害者への偏見をなくし、障害があってもできるのだというのを伝えたい。今、悩み、苦しんでいる人にも、自分にできることがあると信じて、それを見つけて欲しい」と、平井さん。これからも病と闘いながら、発信を続ける。

インスタグラムで作品を公開中。

Instagram:@YUYAR_T11

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年6月10日)時点のものです。

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