[大阪狭山市]避難所運営をゲームに 平面図で要介護者らを把握/南中円卓会議

投稿者 記者・ 山本こ

避難所運営ゲーム

大野台・西山台などを地盤とする南中学校区円卓会議では、毎年、防犯防災事業として、「避難所運営ゲーム」を行っている。避難所運営ゲームとは、静岡県が発祥のカードゲームで、避難者の年齢や性別・国籍・個々の事情(ペットがいる等)が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図に配置して進められ、実際の避難所運営の難しさを疑似体験するのが目的だ。同会議では、これを独自にアレンジして行っている。

7回目の開催となる今回は、53人が参加。災害時は、誰もがパニックに陥りがちで、避難所では素早く避難者らがどこにいるべきかを判断することが重要だ。高齢者で介護が必要な人はどこにいるのが適切か、発熱している人はどうするのか、認知症の人は等々、個々の事情は無限に考えられる。リアルさや難しさを、住民らがあらかじめ知り、経験しておくことは、地域の防災意識を高め、スムーズな避難所運営に大きく寄与する。「避難所運営がこんなに難しいと思わなかった。避難所では避難民は〝お客様〞ではないのだと考えさせられた」と、参加者。こうした日々の積み重ねが、地域住民の絆と地域の〝防災力〞を高めることになると、南中円卓会議では期待している。

 

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年12月24日)時点のものです。

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