富田林市では65歳以上の人なら誰でも参加できる「笑顔はつらつ教室(地域介護予防普及教室)」を現在31か所で開催している。
月に数回、近所の人たちが集会所などに集まり、DVDを見ながら自主的に運動を行う。
3月27日、金剛団地第4集会所(324号棟)にて寺池台地区福祉委員会が実施した同教室には、約40人の参加者と年数回、各所を訪れる介護予防サポーター3人も参加した。サポーター指導のもと、椅子やボールを使いながら、全身の筋力トレーニングを行った。日頃の運動の成果か、負荷のかかるスクワットもこなし、健けん口こう体操(パタカラ体操)の声も元気、背筋が伸びて姿勢も良い。名のとおり「笑顔はつらつ」だ。真剣に取り組む姿に健康意識の高さを感じた。
90代が4人、友達作りにも
90代の女性は「15年続けている。ここで友達もできた」と言う。この女性を含め、90代が4人もいるそうだ。
当教室では、希望者は弁当を注文して、運動終了後、隣の別室で一緒に昼食を食べるという。同会委員長の原山信雄さんは、「交流の場を作ってあげたい。昼ごはんを一緒に食べることで友達づくりもできる。当日休んだ人には電話して安否確認をしている」と話す。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年6月17日)時点のものです。