3月9日、「第5回寺池公園プレーパーク&パラソルカフェ」において開かれた寺池テラスでのコンサートに高校生バンドも出演した。
その名は「演奏狂」。長野高校フォークソング部に所属する5人構成(ボーカル・ドラム・ベース・ギター2人)の主に邦楽ロックを演奏するバンドだ。メンバーは富田林、大阪狭山、河内長野在住の高校2年生(取材時)。
当日はノリの良い曲を選び、「APT.」「KICKBACK」「ピースサイン」「夢見る少女じゃいられない」を披露し、観客は手拍子して盛り上がった。
火~金曜の放課後と土曜の午前中、部活で練習に励んでいる。校内ライブや文化祭、南河内ロックフェスティバル(MKRF)、障害者施設での夏祭りなど人前でパフォーマンスする機会も多く、直近では新入生への部活紹介で演奏した。ライブまでの期間、バンド演奏の発表会を定期的に行い、部員同士でアドバイスを送り合うなどして切磋琢磨している。
ベース担当の宮野美海(みう)さん(現在高3・中野町)は、中学生の頃にYouTubeでベースの演奏動画を見てかっこいいと思ったのが音楽活動のきっかけだという。印象深い出来事は、ライブで初めてトリを務め、客席も演者側も盛り上がり、最優秀バンド賞に表彰されたこと。また、ベースの後輩に一つアドバイスをしただけで演奏が見違えるほど向上したこと。「努力が報われているのを見ると自分の事のようにうれしい。上級生としてのやりがいも感じている」と話した。
今後の目標は「バンドでやりたい曲を技術面で諦めずにやり遂げること。音楽を仕事にしたいとは思いませんが、卒業後も趣味として続けていきたいです」とのこと。
高校生活ラストイヤー、青春を謳歌してほしい。