1月27日、富田林署の署長室にて「おかしもち」ポスター制作の感謝状贈呈式が行われた。
「おかしもち」とは〝おさない・かけない・しゃべらない・もどらない・ちかづかない〞の頭文字を取った言葉。幼稚園や小学校の避難訓練でも防災標語として用いられている。
本年は阪神淡路大震災から30年を迎えることもあり、同署警備課は昨年、大阪芸術大学に幼児・児童向けの防災啓発ポスター制作を依頼した。同大学は快諾し、デザイン学科教授指導の下、授業の一環として「おかしもち」デザインを公募。21作品から同署の投票により、岸本真唯(まゆ)さん(デザイン学科グラフィックデザインコース3年生)の作品が最優秀として選出された。
岸本さんは、幼い子ども向けにインパクトと分かりやすさを重視。「コミック風にして目に留まる表現にし、一目で状況が分かるようにマンガのコマ割りで流れを見られるようにした。表情も、緊迫が伝わるように意識した」と話す。ポスターは市の駅や商業施設などにも掲示予定。「有事の際、すぐに思い出してもらえるように」と、岸本さんは願う。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年3月1日)時点のものです。