大阪狭山市立第三中学校3年生の川上真花(まなか)さん(15歳・今熊=写真)が、全日本モトクロス選手権2024レディースクラスで、総合順位3位を勝ち取った。
モトクロスとはオートバイ競技の一つで、未舗装の、土の露出した起伏のあるコースに、傾斜のあるコーナーやジャンピングスポットなどを設置し、速さを競うレースだ。
川上さんは、鈴鹿8時間耐久ロードレース出場の経験がある父・誠さんの影響で、2歳からモトクロスを始めた。コーチでもある父の厳しい指導もあり、幼少期から才能を発揮。24年3月に行われた全日本モトクロス選手権第1戦で、念願の初優勝を勝ち取った。14歳(当時)での優勝は史上最年少の快挙。
全日本モトクロス選手権は全部で7戦あり、全国のレース場をまわる。第1戦に初優勝した後、第2戦・第3戦の熊本は、川上さんの苦手のコースとあり、7位、4位と表彰台を逃した。第4戦以降は全て表彰台を死守し、最終戦で優勝すれば、総合1位も可能という好位置に。だが、プレッシャーもあり、惜しくも3位に。夢の年間チャンピオンはお預けとなった。それでも、15歳での総合3位という快挙に、惜しみない拍手と称賛が送られた。
だが、川上さんは「全然満足していません」と、悔しさを隠さない。今年は男子選手と共に戦うクラスにも出場し、さらに研さんを積む予定。才能あふれる15歳の活躍に、今後も目が離せない。