[大阪狭山市]東池尻の自主防災会、震度7に備え一斉訓練 袋を使って炊飯も

投稿者 記者・ 原

東池尻 放水訓練中の消防団

1月26日、大阪狭山市は震度7の揺れが発生したとの想定で一斉シェイクアウト・安否確認訓練を実施した。

午前9時半、市内35の防災無線から発災を報せるサイレンが鳴ると、東池尻地区の自主防災会(=会長・山村歳幸さん)のメンバーは地域会館前の児童公園にテントを張り、炊き出しなどの準備にかかった。

数分後には地区の住民およそ200世帯が安否確認カード(平時より各家庭で保管)を情報収集拠点となったテントに持参、列をなした。

消防団を組織する同地区の防災訓練は毎回本格的で、全国でも注目されており、この日は古川照人市長はじめ市議数名も駆けつけ、訓練を見守った。

訓練のハイライトはポリエチレン袋を利用した炊飯だ。耐熱温度が110度の袋に洗米半合を入れ、参加者一人ひとりが水を加え、湯せんすること30分、米が炊きあがった。水を加える際、空気を抜き、袋の上部を縛ることがコツ。

避難所等で配りやすく、炊飯の水に塩味をつけておくと、出来上がった米飯を袋ごと握れば塩むすびになる。記者も試食したところ、もっちりとして美味。何より温かさが被災時の食事として喜ばれそうだ。

訓練はその後、住民らが訓練用の水消火器を用いた初期消火の体験や、地元消防団による倒壊した火災家屋から住民を救出する訓練、また火災発生を想定した地域会館への放水訓練などが行われた。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年3月4日)時点のものです。

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